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鉢選びの基礎とポイント4(素焼きの鉢)

 鉢の素材は見た目や価格だけの問題ではなく植物栽培にとって大きな影響を与えるものであって鉢の素材選びひとつでガーデニングの楽しみも大きく左右されることは意外に知られていない事実であります。

 以前は焼き物でできた鉢が主流でしたが、近年は非常に多くの素材の物が出回るようになってきた事は皆様も既にご存知のことだと思います。プラスチック製、紙製、木製、等々鉢を購入する際などは、ある意味私たちの目を楽しませてくれるものですが基礎知識をしっかり身に付けてから購入しないと見た目だけの的外れな買い物になってしまいますので注意して頂きたいものです。

 鉢の素材を代表してまた圧倒的に人気があるものはやはり素焼きのものではないでしょうか。素焼きの鉢には以前から使用していた親しみやすさや使い勝手などから無意識のうちに選ばれる方が多いと思いますが、根強い人気の理由を簡単に説明させて頂きます。素焼き製の鉢の大きな特徴は鉢自体が水分や空気を通す性質があり植物の根の生理から考えると排水性と通気性の両方を兼ね備えていることです。

 以前から親しみ慣れてきた素焼きの鉢は焼成温度が低いために特に通気性や排水性が高く植物にとっても相性が良いことや、また価格も安いので購入しやすい特徴があります。排水性や通気性が良いということは土が早く乾燥しますので根腐れもしにくくなりますが、逆に早く乾燥するということは水管理も大変になってきます。また鉢の壁面から水分が蒸発することによって気化熱が奪われて鉢の温度の上昇を抑える働きもあります。また焼き物故の特徴として重いことや衝撃を与えた場合などに割れてしまうことが特徴としてあげられます。

 次に駄鉢やテラコッタ鉢などもありますが焼成温度が高くなればなるほど通気性や排水性は劣ってきますが、鉢自体の強度も高くなってきますので別の意味で大きなメリットがあります。特にテラコッタ鉢は焼成温度が高いために強度の面では優れていますし、デザイン的にも諸外国から多種多様なものが輸入されておりますのでトータル的にみて素焼きの鉢の中でもレベルが高いと言えるでしょう。

 今回は素焼きの鉢の特徴について軽く触れさせて頂きましたが、それぞれの鉢には大きな長所やそれに伴う短所も持ち合わせていますので、目的にあったものを総合的に判断して使用することをお進めします。鉢選びもやはりバランスが重要でありますので、植物栽培と同じ視点で考えればご自身のガーデニングのレベルも大きく向上されることと思います。


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