グリーンエコートップページ ガーデニングコラム

最高の庭

 日本にも新しいガーデニング文化が芽生え、徐々にではありますがガーデンライフを楽しまれる皆様も増えてきました。ガーデンデザイナーも増えそれぞれの庭のスタイルも多様化してきているのが現状の中、庭を造られるお客様もどのような庭を造ろうか迷われている方が多くみえるのは私の経験からでも明らかです。

 特にビジュアル的に見た場合にどのような庭を造るかについては、メディアなどの発達により多くの情報を得る事ができる反面、実際にご自分のご家庭にあった庭を選択する事が出来ずに好みの部分をあれもこれも寄せ集め最終的には全くまとまりのない庭を希望する結果に陥ってしまう事が多々あります。

 私が常々申している事ではありますが、当然実際に目で見えるビジュアル的な事は非常に重要なポイントになる訳ですが、庭というものの定義を奥深く考えた場合には人間の感覚である五感で感じる部分と、それ以外の感覚で第六感とでも表現したら良いのでしょうか、言葉では説明がつかない部分が非常に大きなウェイトを占めている事はおそらく皆様も既にお感じの事と思います。五感を刺激する事は当然であり逆に言えばその事は最低限の状況であります。プロが手がける庭についてはそれ以上に奥深く考えなければならない訳で五感以上の六感またはそれ以上の感覚に快感を与える必要がある訳です。

 さらにそれ以上を求めて庭を造っていけばもっと奥深く価値のあるものになるのでは無いでしょうか。日本人の生活習慣やライフスタイルも大きく変わっていく中、庭の使い方も多岐にわたりますます多様化していくのが現状ですが、私が提唱している庭は風を感じるもう一つのリビングという事を前提に考えれば感覚を刺激する以前に住空間として、いかに使い易くご自分の家庭にマッチしているかが非常に大切です。

 見た目に素晴らしい庭は数多くあり雑誌などでしばしば見かける事がありますが、最も重要な事は五感、六感に引き続き細部にわたってそれぞれのご家庭に合っているかで庭の価値が大きく変わりますし、それらの要素を十分満たしている庭が最高の庭であると言う事が出来ます。

 素晴らしい庭と最高の庭、どちらも共通のように感じる言葉でありますが、本質的には全く別のものであると言っても決して過言ではありません。私が目指す庭つくりは他人から見れば素晴らしい庭であり、お客様であるご家族の皆様にとっては最高の庭である事です。毎日使うご自分の庭では素晴らしいだけでは不完全であり、最高の庭にする事により飽きの来ないまた本当に満足できる庭に造りあげる事が出来るものです。どんな庭にもかなわない最高の庭を十分満喫してこそ本当のガーデンライフの過ごし方ではないでしょうか。

 ただお金をかければ良い訳でもなく、プロの業者が造ってもご自分でチャレンジしても最高の庭造りは可能です。皆様ももっと欲張りになって素晴らしく最高の庭造りを楽しまれては如何でしょうか。

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