グリーンエコートップページ ガーデニングコラム

生きている庭(重要な庭の管理)

 庭を既にお持ちの方、またこれから庭造りを検討されている方など全ての皆様が必要な概念として庭は生きているという事を念頭に置く必要があります。この事は理屈では誰でも理解できる事でありながら、実際には本当の意味で理解できていない方が多くいらっしゃるのは非常に残念な事であり、また日本のガーデン文化の行く末も危惧されるものであります。

 庭には我々人間の営みがあり、それと同時に植物などの生き物も共存している場所であり正に生き物そのものと言っても決して過言ではありません。冒頭にも述べましたが、そんな理屈は誰でも分かっているはずですし、いまさらそんな事を言われるまでもないとおっしゃる方も決して少なくはないと思いますが、本当の意味でその事を理解し、ガーデニングを実践また有意義に楽しんでいらっしゃる方は、私の経験からもそんなに多くないのが実情です。

 私が常々お客さんにいっている事でありますが、庭を持つという事は犬や猫などのペットが植物の数だけ増えるという事であります。実際には犬や猫などのペット等とは育て方などに大きな違いがありますが、根本的な事を言えば全くかわらないという事も同時に言う事が出来ます。この説明が意外と理解して頂くには適切なものになっているケースも多く、庭に対する考え方にも大きな変化が得られています。

 植物は動物とは違いますが庭の構成上最も重要な植物が生きているという認識して頂ければ庭は生き物であるという事が自然と理解できる訳です。生きている庭を認識すればそれを管理していく重要性も自ずから分かってくるものですが私も最も言いたい事は、庭は出来あがった時が完成ではなくスタート地点に立っただけだという事です。出来上がりその後の管理が最も重要でそれを怠ればせっかく造った庭はただの無駄使いに終わってしまいます。現実に初期投資は出来てもその後の管理をせずに駄目になってしまう方も過去見てきたのも現実の話です。

 生きている庭は管理しだいでは、どのようにも姿を変えます。その事は人間と同じで主張をし続ける生き物であり成長の度合いもプロセスによっては良い意味で全く姿をかえて素晴らしいものにも成り得ますし、どこにも無く見る人全てが憧れ絶賛するような生命力あふれる最高の庭にする事も可能です。不謹慎ないい方ではありますが人間の子育てやペットを飼う事同様に育てる側の人間が全ての責任者であり、その責任者によって大きく変わる事を改めて認識して頂ければその庭は共存するそのご家庭に最もふさわしい庭になることは間違いありません。

 皆様も庭が生きている事をさらに認識して頂き素晴らしいガーデンライフを実践して頂ければ造り手である私たちガーデンデザイナーもこの上のない幸せな事です。そのためのお手伝いは私は決して惜しむ事がないように心がけて行きたいものです。

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