グリーンエコートップページ ガーデニングコラム

デザインの深さ

 庭を造るにあたり最も重要な骨格になるのがプランでありまたデザインである訳ですが、根底にあるデザインの深さについてはなかなか計り知るすべもなく、ついつい目で見えるビジュアル的な部分でのみ判断してしまうのが最も一般的なケースであります。

 ガーデンライフを楽しまれる時にその庭の使用目的が最も根底にある非常に重要な要素である事は言うまでもありませんが、その事が以外にないがしろにされている現実は想像以上に多くあるのが現実のところです。冒頭でも触れましたがデザインというものが目で見たビジュアル的なものだけであると勘違いしている方が非常に多いのは非常に嘆かわしい事であります。そしてそのような見方で造られたものは決して満足のいくものにはならず何か違和感を覚えるものになってしまう事は明白な事実です。

 デザインというものは目で見た世界を含め五感全てを刺激し心地よいものにするものであり、ガーデンデザインの場合は造られたものが時と共に成長したり変化したりするものである事などからもっと多くの知識が必要になってきます。建築の知識や園芸の知識また芸術に関する知識等非常に多岐にわたりバランスよく持っている事が重要でありますが、多くの分野の知識をバランスよく持つ事は至難の業であり全てのデザイナーが持ち合わせているものではありません。当然それぞれが造りあげるビジュアル的な要素はデザイナーを選ぶ非常に重要なポイントにはなりますが、紙の上の見た目だけのもので留まる事のない庭造りにはその後の事も重要な要素を含んでいる事をしっかり根底に置くことです。

 また多岐にわたる知識を前提に五感を刺激する庭を考える事に付け加え、さらに重要な事は具体的に説明する事の出来ない第六感を刺激する事が出来るか否かの問題です。この事は十二分に満足のいく庭が出来るかどうかの、大きな問題で一般的な感覚で説明できるもの以外に、理由はなくても何故か気持ちの良いものに仕上がるかどうかです。デザイナーが経験を積む事は当然の事ですが、ただ経験を積んでも出来るものではありません。むしろ初心者のデザイナーで庭を上手くまとめることの出来ない状態においても、心地よさを感じさせる事のできる方も見える事は言葉では説明できないものですが、そのデザイナー自身の気配りや優しさなどの性格や生き方が大きく反映するものであり、学んで経験する事だけでは決して養う事の出来ない部分であります。

 色々な要素を含めデザインの深さというものについてご説明させて頂きましたが、プロであるガーデンデザイナーはデザインの深さをより一層認識する必要があり自分の考えや生き方までもが影響する事を念頭に踏まえ日々努力し続ける事でお客様の満足度をより一層高めていく事が本当の意味での仕事であると思うべきです。またお客様も庭造りをする上でデザインというものがどれほど重要であるかを踏まえてデザイナー選びをする事が失敗しないコツであります。その事がより満足度の高いまた付加価値のあるものを手にいれる重要な秘訣です。


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