グリーンエコートップページ ガーデニングコラム

鉢植物における植替えの必要性

 ガーデニングの楽しみ方も多種多様になってきている昨今、ベランダガーデニングを含め植物を植木鉢などで栽培するケースが非常増えてきている状況のなか、鉢植えならではの良さや、鉢植え故の難しさなどの問題が解決されていないまま多くの皆様に広がっている事は、逆に鉢植えの難しさのみが強調されてしまい本来楽しいはずであるガーデニングそのものから遠ざかっている事は多々見受けられる事であります。

 まず始めに植物の基礎知識に少し触れさせて頂く事になりますが、私が常々申している事の中に植物は本来は地面(土)に生息するものであり、鉢に植える事自体が自然の摂理に反しているという事であります。しかしながら環境問題等を含めガーデニングの楽しみを満喫しようとされていらっしゃる方にとりましては、逆に鉢植えでも植物栽培をたのしんで頂ければ多くの副産物も得る事ができるはずです。

 鉢で植物栽培を楽しまれるには上記に様な基本的な概念が必要です。本来はありえない形で植物栽培を実践する訳ですから、その弊害を越える為のテクニックは当然必要になってきます。当然の事でありますが植物は成長しますし、その成長過程を楽しむのがガーデニングでありますから、限られたスペースの中で成長をし続ける事は無理があり、その植物の成長の状況に応じてスペースを確保する必要があります。それが鉢のサイズを大きくする植え替えにあたるわけです。簡単に言えば根が成長して鉢のなかで一杯になる事で通気性が妨げられ窒息状態になるという事であります。植物は私たちが見える地上でも呼吸をしておりますが、見えない根の部分でも常に呼吸をして生きています。その土の中で呼吸がしづらくなれば当然上手く成長する事はありません。

 また自然な状態で水を補給することが出来ないために、人工的な潅水を多く施す訳ですが、この潅水によっても土の中の通気性がどんどん悪くなってしまいます。簡単に言えば良い土の条件である団粒構造が崩れていく事であり、根が張り密になってしまう事と合わせ土自体も通気性や透水性が悪くなり、まさに悪い環境が二重にも三重にもなって植物に悪い影響を与えていくようになります。

 以上の事などから、鉢植えでの植物栽培には限界がある事はお分かりになって頂けると思いますが、出来る限り良い状態を長く続けるためには鉢のサイズを大きくしたり、根を整理し間引く形などの植え替えが必要になってきます。植えれば終わりではなく定期的に植え替えをしていく事で植物を最大限良い状態に維持できるものと認識して頂きたいと思います。以上の事を知っているだけでも鉢植えの植物の状態がもっと良くなるはずですし、ガーデニングをもっと深く味わいまた観賞できるものになる事は明白です。

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