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そよ吹く風

『そよ吹く風』この言葉は私にとりましては非常に大切な言葉でもありまた好きな言葉でもあります。日々の暮らしの中でガーデンライフをお楽しみの方や、自然をこよなく愛する方には既にお分かりになることとは思いますし、それ以外の方にとりましてもこの言葉は何か心を洗われるような清々しいものを想像する言葉でもあります。

 私は庭造りの中でも常にこの言葉を大切に考えていますが、そよ風は強過ぎずまた弱過ぎず誰にとっても心地の良い風であり、室内では得ることのできないもので外に出てはじめて味わうことのできるひとつの癒しでもある訳です。皆様がお住まいの庭でもこの感覚は十分味わうことが可能であり、肌で感じるだけではなく、視覚的にもまたそのほかの感覚にも作用し庭で過ごす時間をより有意義にすることのできる重要な要素であります。

 風を感じる庭は非常に気持ちの良いものであり、デザイン画や写真等では決して感じることのできないもので、庭で過ごすことによって初めて得られるこの感覚を、実際に庭を造る時には十分取り入れることのより感覚で感じる庭になります。たとえば視覚的に効果を得たければ風に揺らぐものを取り入れ、聴覚を刺激するには植物自身の音やその他の音のでるものなどを利用しその効果を一層高めてやれば、『そよ吹く風』 もより感じることが出来るでしょう。

 私がこのことから学んだ事ではありますが、実際に庭で過ごすことの感覚的な問題だけではなく生きていく上でも非常に大きな収穫があったことは、ただただ庭造りに感謝するかぎりですが、それは人間の欲望渦巻く日常生活のなかでストレスをためて、自分の思う通りにならないことへの苛立ちなどを解消してくれることを教えてもらえたことであります。

 『吹く風になびく』 という言葉で表現したら良いのでしょうか、自分の欲望などは全く得ることなどができないのが生きているということであれば、今ある状況を受け入れることが即ち吹く風になびくということであり、そのように思い行動すれば何のストレスも苛立ちもないはずです。しかしながらそのようなことができれば何も苦労することも無い訳ですが、このことを知っているだけでもまた少しでも思うことができるだけでも自分を取り巻く環境が大きく変わることは決して否めない事実です。

 また小さなことを大きな問題として抱えて悩み苦しむことも同じで、吹く風になびき自然に身をゆだねれば少しばかり強い風も『そよ吹く風』くらいにしか感じないものです。少々のことがあっても正にそよ吹く風が如しと、笑い飛ばせるくらいに、自分が持っている問題などなんて小さなことかと感じることすらできるくらいです。

 庭造りや庭での生活は多くのことを我々に教えてくれますが、その中のひとつで私がもらった大きなプレゼントが『そよ吹く風』を心で感じることであります。皆様も日常から少しだけ離れてこの感覚を味わってみては如何ですか。

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