グリーンエコートップページ ガーデニングコラム

雑草の生えない庭はない!?

『雑草の生えない庭』問い合わせの中で上位にある質問のひとつですが、このコラムを購読されているガーデニングファンの皆様にも、同じような悩みを抱えている方が殆どだと思います。雑草の生えない庭がもしあるとすれば是非手に入れて見たいと思うのが本音の所である事は否めないのが現実ではないでしょうか。ちなみに私でもそんな庭があるのなら欲しいものです。
 ガーデニングファンを悩ます雑草、雑草が生えない庭は憧れの夢の世界ではありますが、雑草が生える庭であるからこそガーデニングの原点でありまた真髄ではないでしょうか。

本来植物に雑草と言う名前の植物はなく、人間の都合で自分の好まない植物、また好ま  れず勝手に生えてくる植物、園芸店で売っておらず何処にでも生えているような植物を、勝手に雑草と呼び邪魔者扱いしているだけなのが現実ではないでしょうか。本来は植物全てが雑草であると言っても過言ではない事を忘れないようにしたいものです。
 私の創る庭は、日本の風土に適していて古来から自生している植物が多く、それゆえ新しい物好きの日本人にはあまり好まれず忘れ去られてしまったものが中心に構成される事が殆どで、園芸店にはあまり置いてない植物をよく使用します。本来なら人間と自然が調和して生活をしていく事を根底に考えれば、庭などは全く必要なく、人間の都合で自然を破壊して調和する事を忘れてしまった結果としてのガーデニングに雑草が邪魔者であること自体が矛盾した話である事に違いありません。

 本当なら雑草と共に暮らせる庭が一番理想である事には違いありませんが、現時点ではそんな事を言っていても仕方ありませんし、失われた過去の生活を取り戻すためのガーデニングであるが故に矛盾した話の中でこの問題を解決する事を考えなければいけない事がしばしば私を悲しくさせる問題です。

 それでは雑草に対してどのように対処すれば良いかと言う問題を考えると、方法はない訳ではありませんが、やはり一番手っ取り早いのが手作業で抜く事だと思います。ガーデニングファンの皆様の中でも雑草を抜くのは嫌いな作業だとおっしゃられる方も少なく無いとは思いますが、雑草を抜く事が嫌いな方の庭は本当の意味であまり美しくない場合が殆どです。所詮人工的に創った庭である事が前提のガーデニングではやはり沢山手をかけてあげる事がもっとも大切な事ではないでしょうか。また沢山手をかけてあげる事がある意味でのガーデニングではないでしょうか。私は雑草を抜くことはガーデニング作業の中で好きな部類の作業です。この業界に入る前は雑草を抜く事などは大嫌いでありましたが、所詮人間のエゴで好きな植物だけを育てるガーデニングなら、好きな植物の為に自分の労力を惜しまず捧げる事は好きでなければそれこそ人間の身勝手この上ない話で、ガーデニングの意味からもどんどん遠くなってしまうのではないでしょうか。

 それでは他の方法は何があるのかと疑問に思われた方もいると思いますが、私の実践している微生物有機農法の観点からアドバイスさせて頂きますと、有機物が多く含まれて尚且つ有用な微生物が沢山含まれている土壌では、何処からともなく飛んできた種が微生物に分解され発芽しない状態が起こり、極端に雑草が生えにくい状態を作り出す事がわかっています。実際に雑草が殆ど生えない畑をお持ちの農家の方もいるのが現実です。それ以前に良く肥えた土壌の畑は土が固くならず抜き易いと言う利点も兼ね備え、さらに相乗効果で良い方向に向かいます。土創りこそがガーデニングの全てであると言う事を念頭に置いて頂ければ、全ての事が副産物を生み良い方向に向かい素晴らしいガーデンライフが楽しめる事は間違いありません。

 まだ他にも方法があるとは思いますが、せっかく始めた有意義であるはずのガーデニングをさらに奥深く有意義なものにする事が、忘れてしまった大切なものを取り戻す最も大切なものである事は明確な事実です。ガーデニングにおける全ての作業を嫌がる事なく相手の事を大切に考えて作業をすれば、きっと木々や草花たちがその気持ちに答えてくれると思います。片思いでも結構じゃないですか、片思いこそが本当の愛情ではないでしょうか、家族や恋人を愛するように全てのものを大切にする事がガーデニングの真髄です。

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