グリーンエコートップページ ガーデニングコラム

半日陰の誤解

 皆様がガーデニングを実践するにあたり、購入した苗を庭に定植する作業は夢と希望に満ちた楽しい作業のひとつでありますが、植える場所の選定の問題は意外と難しく迷われる事も多々あると思います。特に半日陰が条件の植物はある意味非常に厄介なものでありどのような条件が半日陰であるかを判断する事は非常に難しいものです。

 日当たりが好条件の植物は何も迷う事なく植え場所を判断する事ができますが、半日陰の植物は言葉が抽象的過ぎるためそうは簡単にはいきません。半日陰の定義は文字から解釈すれば正に半分日陰であるという事ですが、日当たりでも日陰でもない半日陰は色でいう純白でも真っ黒でもない灰色と同じで非常に幅があるものであり言葉でいえばある意味簡単そうですが、限りなく日当たりに近い半日陰かその反対に限りなく日陰に近い半日陰までを考えるとその両者は全く反対のものになってしまうほど性格の違うものである訳です。

 以上の事を前提に考えても、はたして半日陰とはいったいどのような所であるのか分からず園芸店のアドバイザーや雑誌やインターネットのメディアから得る言葉での解釈しか出来ないのが現実です。半日陰には色々な解釈がありますが多くの方は樹木などの下で直射日光が当たらない場所だと考えていると思います。その事は決して間違いではありませんが、より多くの言葉を聞く事で解釈の幅も広がり植物を定植しまた育てていくうえで大きな力になるはずです。

 私も半日陰の定義を説明するときに色々な言葉を使いますが、数例を紹介させて頂きます。まず最大限に必要な事は西日が当たらないという事です。西日は一日の中で最も強く普通の植物にとっても大きなダメージがありますので避けるべき事であります。次に一般的ではありますが、樹木などの下で直射日光が当たらない場所ですが先にもお話しましたように、この表現が一番難しく難解でありますが、明るい日陰といえば少しは幅にゆとりが出るはずです。もっと掘り下げて言えば一日中明るい半日影になっている場所などは殆ど無いのが現実であり、実際にそのような場所を作り上げるのは容易な事ではありません。現実の庭の中ではいくらかでも日が当たってしまうのが現実ですがこの事は心配に及びません。半日陰を別の言い方で表現すれば一日の内に数時間日が当たる場所、いわゆる陽だまりという解釈をすればなお一層分かりやすくなると思います。

 実際に山に自生しているそれぞれの植物を見ると良く分かるのですが、私たちが通常半日陰の植物といっている野草などは意外に明るい場所や陽だまりにあったりするものです。

 半日陰の植物でも日光が不必要な植物などは殆どなく森や林のなかで樹木からもれてくる光やその中の陽だまりが最も好条件の場合が多い事を理解して頂ければ分かりやすいと思います。

 実際に植物によっては半日陰の中でも大きな差がありますが基本的な考え方は強い日が一日中当たらなければ良いという事です。また半日陰の環境は土の状態も大きく影響しますが、よく耳にする水持ちが良く水はけが良いという環境を人為的に作ってあげれば半日陰の植物達でも意外なもので比較的ハードな環境でも育ったりするものです。

 皆様も行楽に行ったついでにでも、実際に森や林を観察する事で半日陰の意味が理解できると思います。少し欲張りですが自分も楽しんでその上勉強まで出来れば正に一石二鳥です。しっかり見れば言葉では表現しにくく伝わりにくい事も思いのほか多くのものが見えるはずです。

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