グリーンエコートップページ ガーデニングコラム

本物の美しさ

 本物はどんな世界でも美しい輝きを放っているものであり、逆に偽物もどんな世界にもある事は皆様にとっても周知の事実である訳ですが、ガーデニングの世界ほどその事が顕著に現れている事はないのではないかと常々感じます。ガーデニングにおける本物の美しさは色々な視点がある訳ですが、一番身近なものに植物の世界の問題や庭を全体的に見た視点からの問題などがあげられます。

 植物の世界で言えば交通手段が発達し世界が狭くなっている事によって、世界各国から植物が輸入されるようになり、その背景に科学技術の発展によりバイオテクノロジーの技術が応用されたメリクロンによる植物栽培がある事は皆様も意外に知らない世界であるはずです。簡単に言えば細胞からバイオテクノロジーの技術を使い多くの植物を作り出すことであり、マスコミ等でよく見かける話に例えるとクローンといえばもっと解り易いと思います。

 本来植物の多くは雄しべと雌しべがあり受紛する事によって種ができ、その種からまた新しい生命が誕生する事は子供の頃の学習の記憶にもあるはずですが、人間の都合で生産性や便宜性から一度に多くの生命を作り出すといういわゆる偽物が市場をの多くを占めています。動物の世界ではクローンについては大きな社会問題になっていますが、植物の世界では食品などではある程度問題にはなりますが草花の世界になると全くといっていいほど話題にもなりません。

 またガーデニングの世界を見た場合でも同じでイメージやデザインなどのビジュアル的なものにだけに注目が集まり、目に見えないソフトウェアの世界がないがしろにされている場合も少なくなく、見せかけだけの偽物が氾濫しているのも否定できない事実です。

 植物世界もガーデンニングをマクロに見た世界も一緒で本物にはそれなりの美しさがあるはずなのに、それに気付かずに五感だけで解釈して目に見えない六感(ソフトウェア)があることを忘れている今の社会全体の風潮に流される事なく見る目を養えば、ガーデニングの楽しみがもっと大きく膨らむ事は間違いありません。

 本物か偽物かもわからないのが近頃の植物の世界の現実ですが物理的に難しくても、本来人間が持っている本能を研ぎ澄ませてみれば、きっと本物の美しさが見えるはずです。デザイン的に美しくなくても、本物の庭は心から美しいと感じる事が出来るはずですし、何か気持ち良い癒される庭である事を思い知らされる事は明白な事実です。皆様も是非本物を体験して見ては如何でしょうか。

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