グリーンエコートップページ ガーデニングコラム

気長な庭造り

 庭造りを進めていく上で、最も重要でありまた勘違いしがちな事のひとつに維持管理の問題があげられます。庭を造る時に皆様が特に注目するポイントはビジュアル的な事に大きなポイントを置くのが一般的な事であると思いますが、出来上がった後の維持管理は意外と考えず見落としがちになるのは否定できない現実です。提供する業者側にも大きな問題はありますが施主であるお客様側にも少なからずとも問題があります。

 大きな勘違いというのは、私が常々言っている事ですが庭は出来上がって業者から引き渡された時が完成ではなく、その時が庭造りの始まりであるという事です。施主の状況をよく理解せず造られた人間不在の庭はそこで暮らすお客様にマッチしておらず、後から色々な問題が次から次へと湧いて出てきて最終的にはその庭は価値のない庭になってしまう事が多いのは現実に非常に沢山ある話です。

 全ての管理を業者に任せて眺めているだけの庭なら問題ありませんが、ガーデニングという文化が定着しご自分たちで庭の管理を少しでも楽しもうという最近のライフスタイルでは、植物選びや庭全体の構成など施主にあった庭造りを考えないといけません。欲しいものが必ずしも合っているものではない事を十分に認識しておく必要があるという事です。

 ただ現在は色々な諸問題が解決されず希望通りの庭を手に入れる事が出来なくても、将来的には出来る可能性も十分ありますので、あきらめる必要もありません。例えば家を建てたばかりで金銭的に余裕がない場合、また子供さんが小さく育児に手がかかり庭の植物管理が出来ない場合などご家庭によって色々な問題がある訳ですが、だからと言って望むものをあきらめれば庭に対する思いも半減してしまいますし、そこに生活がある限りまた極端な事を言えば生きている限りガーデンライフがあるわけですので、あせらず気長に庭を成長させまた中身の濃いものにしていく事が最も効率的で重要な事であると言えます。

 以前は庭はお金持ちの楽しむもので一般庶民には高嶺の花というイメージもありましたが、生活も豊かになり誰もが庭を持つ事が出来るようになって来た事は感謝すべき事ではないでしょうか。その様な状況の中で長くガーデンライフを楽しむ事は決して無理をしない事であり、庭に完成などないという概念を持っていれさえすればそんなに慌てることなく、ご自分やご家族のペースで庭造りを進めることです。はたから見れば出来上がっていなくてもご自分たちの中に庭造りの計画がしっかりあり、現在進行形であればそれこそがまさしくガーデニングそのものではないでしょうか。

 ガーデニングという文化を本当の意味で理解すればあせらず末永く進行形であり続ける事だと私は思います。

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