グリーンエコートップページ ガーデニングコラム

自然から学ぶ

 ガーデニングの最大の醍醐味は正に植物栽培に尽きる訳でありますが、植物栽培を中心にガーデニングを楽しんでいく上で最も素晴らしいお手本になるのが自然の姿そのものです。

 ガーデニングは人工的に自然の姿を造り、植物栽培を楽しみながら家庭生活をより豊かなものにしていくという事である訳ですし、住宅地域に少なくなってしまった自然を少しでも身近に感じて本来の人間らしい生活を取り戻すために近年栄えてきた新しい文化である事は否定できません。

 ガーデニングの目的を基本的に考えれば、いくら人工的に造られたものであるとはいえ、やはり自然界の中で存在するものを扱う以上、自然をお手本に考えるのが一番妥当であるという事が言えます。自然がなくなり本来の姿を少しでも取り戻すために自然をお手本にするという事は、まさにこれ以上皮肉な事はありません。自然がないから自然を楽しむ上でお手本の自然を探すという事は一見非常に矛盾している事のように言えますが、よほど都会の中心でない限りまだまだ自然の姿は残っている事は意外に気付かない事ではないでしょうか。

 私は日頃自然界の植物の姿をよく観察し参考にして、実際に植栽するときにその技術を大きく発揮していますが、その自然界の姿というのは雑草などの何処にでもあるような植物であります。雑草は何処にでも生えていますし、非常に生命力の強い植物でありますので少しでも土の部分があったり、またコンクリートなどで覆われた所でも少しのすきまがあればそこに根をおろし自らを成長させようとしています。人間の手が加わっていない状態でお手本を見ることができますので、正に自然の先生といっても決して過言ではありません。

 自然な姿とはいったいどのようなものなのか、また自然の中で広がった植物の形状など普段私たちが生活している何処にでもお手本を見ることができます。私たちはよく庭に生えた雑草を邪魔者扱いして処理しますが、その処分されてしまう雑草の中にガーデニングの最大のヒントがある訳です。この話も非常に皮肉な事ではありますが、一番見たくないまた見ても何の気にもならないものの中にお手本があるなんて殆どの方が気付かないでしょうし、また気付いても見ようという気持ちにはなかなかなる事が出来ません。「灯台下暗し」ということわざの典型的なものかも知れません。

 普段植栽が上手くいかないとか良く解らないというご質問を受けますが、足元を見れば素晴らしいお手本が無数にある事を理解して頂ければ誰にでもできるはずですし、違う視点でガーデニングを楽しみ植物栽培ができるはずです。皆さんも一度身近な自然をじっくり時間をかけて見ては如何ですか、きっと新しい発見がありますよ。

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