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吹く風になびく植物たち

 私が庭造りの仕事を始め気付かされた事の一つではありますが、『吹く風になびく植物たち』とはまさに我々人間への大きなメッセージであり現代社会を生きる我々への警告でもあり、かけがえのないプレゼントでもあります。

 普段ガーデニングを楽しんでいらっしゃる方なら周知の事実であると思いますが、自然界の植物も意図的に庭に植えられた植物も同じでありますが、どんな状況でも何の文句を言う事も無くあるがままの状況を受け入れ、ただ吹く風になびくだけであるという事です。

時には厳しい条件化のもとで死んでしまう植物もありますし、何とか環境に適応するために瀕死の重傷でありながら耐え続けている姿さえ目にする事はどなたでも経験のあることだと思います。

 植物には意思があるかどうかという事は我々には到底理解する事などできる訳ありませんが、外国の大学の研究室で植物に意思があるかどうかの実験が行われたときに分かった事ですが、殺人事件のあった部屋の観葉植物にうそ発見器をかけたところ非常に微弱ではありますが機械に反応したという事さえ一説に伝えられている事であります。我々人間には分からなくても植物に意思がある事は否定出来るものではありません。植物も我々と同じ生き物でありますので、そのような事があっても決して不思議ではないでしょう。

 植物に意思が無くても、仮に植物に意思があったとしても我々人間とは大きく異なり、自由に動き回れずただその場所でじっと動かず全てを受け入れるしかないのが植物たちの現状です。人間は自分の欲望を満たすために全ての事に対して、何とか手を打ち自分にとって有益な結果を望みまたそれを実践するのが本質です。それらの事が全てのものに対して有益な事であるならば問題ないはずですが、自分に対してだけ有益な事を望む事から大きなストレスを感じたり、イライラする事が大きな弊害をもたらす訳ですが、社会情勢は殺人事件やその他の大きな犯罪など少し前までは考えられなかった事まで起こるような世の中になってきている事は非常に危惧されるべき事です。

 自分の思うようにならなければ怒って暴言をはいたり、あるまじき行動をとる事は生命体の中で最も下位に位置する生き物が人間である事を認識する必要があるわけですが、幸いな事にガーデニングを楽しんでいらっしゃる皆様はすぐ近くにとても素晴らしい見本がある事に感謝するべきではないでしょうか。吹く風になびく植物たちは我々人間から見れば下等な生命体に見えるかも知れませんが地球の歴史から考えれば植物の方がはるかに大先輩であり。新参者の人間の方がある意味最も下等な生命体かも知れません。

 植物が教えてくれる吹く風になびく生き方は簡単に受け入れられるものではありませんし、実践する事など不可能に近い事でもありますが、少しでも近づく事が出来れば世の中も少しは変わる事も可能であるはずです。私も自然に生えている植物たちをつぶさに観察してまいりましたが、普段見過ごしてしまっている路傍の雑草を一度じっくり見る事で何か新しいものに気付かせてくれるかも知れません。忙しい日常生活の中たった少しだけでも普段見過ごしてみるものに足を止めて、吹く風になびく植物をご覧になっては如何ですか。そうすればきっと色々な思いが心の中からこみ上げてくる事でしょう。

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