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根の生理Vol.2

 『根の生理1』では簡単に概略だけ触れさせて頂きました今回は少し突っ込んだ内容について話させて頂きます。

 前回では私はよく根を人間に例えてお話させて頂くと申しましたが、園芸店で購入する花苗がまさに人間で言う『赤ちゃん』だと言う事は皆様が、意外に認識が無いのは常々感じる所であります。
 植物も人間と全く同じで園芸店で売られている花苗は、生まれてから間もない状態の赤ちゃんか幼児とでも表現させて頂く事が皆様に取りましては一番解りやすい表現方法だと思います。

 小さな子供がどう言うものかは、お子様を育てられた方は充分解ると思います。目で見える物理的なところでは、非常にデリケートでよわよわしい感じがします。生理的に見ると呼吸数や脈拍が多く、少しの期間で急速に成長します。
 この事を考えると、いかに適した環境で大切に育てるか、またいかに大人になるために大切な基盤を創り上げるかが非常に重要である事は理解して頂けると思います。

 花苗を買ってきた時たいていの場合は3号(9cm)のビニールポットに入っている訳ですが、この状態は種子から発芽した苗を生産者の方が出荷するまで育てる為にある環境であります。生産性の問題からこの大きさのポットを使うのも一つの理由ですが出荷するまでの期間はこれ以上必要ないのが殆どの理由だと思います。買ってきた苗をそのままにしておいて状態が悪くなったのを経験した方も少なくないはずです。
 この状態の苗を一時も早く大きくなる為の環境に変えなければいけない訳ですが、小さな子供は、環境が急激にまた大きく変わる事を嫌います。その事を考慮して植え替えをする事が大切です。本来自然界の中では種が自然にこぼれ大地に直に生えるのが本来の姿ですので、しょせん無理な話かもしれませんが、何とか良い状態で植え替えをする必要があります。

 まずは優しく扱い、そして呼吸数が多い赤ちゃんの為に通気性の良い状態にします。土自体の問題もありますが、植えた時に根の回りの土を必要以上に押えて固めてしまわないように気を付けて下さい。根がしっかり安定しているのと同時に押えすぎないのがポイントです。

以上の事を念頭に置いて、人間と同じであると言う事を前提に苗を扱えば、きっと素晴らしい大人になるための要素をもった人間に育つはずです。

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