グリーンエコートップページ ガーデニングコラム

矮化剤にだまされるな!

 皆様が苗を購入する時に注意しなければならない事は以前『苗選び』『苗選び2』でもご説明させて頂きましたが、今回は目で見ても解からない厄介な落とし穴について、お話させて頂きます。
 一般の方は『矮化剤』なんて言う言葉ははじめて耳にする方も多いと思いますが、生産者の間では常識で日常的に使われている薬剤の一つです。

 矮化剤の使用目的は営利栽培では、生産性を高めるために使用されます。本来であれば充分手間をかけて、徒長(間延び)しないように適度な日照、潅水、温度管理を行う訳でありますが、手間を省き生産を効率的にする為に使われているのは、ガーデニングファンの皆様の殆どの方が知らないのが現実です。簡単に言えば矮化剤にだまされている訳です。

 矮化剤はポット花苗を生産する時以外に、園芸店で売られている鉢花などにも使用されており特にこの薬剤のお世話になっている物が多く、皆様のよくご存知のアジサイやハイビスカス、ポインセチアなどは代表的なものです。皆様の中には何でこんなに小さく仕立ててあるのかと思われる方も少なくないと思いますが、正にこの疑問はこの薬剤を使用しているからです。鉢花は主に観賞用に使われている植物で見た目だけを重視して一つの製品として販売されていますので仕方ないと言えば全てが解決されてしまいますが、私のホームページのこのコーナーをご覧頂いている皆様に取りましては、インテリアの置物のように植物が扱われている事に疑問すら感じている方は少なくないと思います。

 矮化剤は正しく使われれば草丈を調整できる素晴らしい薬でありますが、薬だけに頼りこじんまり生産販売する事は、本当に植物を大切に育ててみえるガーデニングファンの皆様をだます事にもなりかねません。種から植物栽培にチャレンジされた事のある方なら本当の意味でのガーデニングの意義をごまかしの薬剤に頼った植物栽培が、どんなに無意味なものになってしまうか感じて頂ける物だと思います。

 人間の生命を含む、植物の成長を楽しむのがガーデニングであり、どこかに置き忘れてきてしまった我々人類に取りまして最も大切な自然と調和する事が、本能的に気付きはじめている現代のガーデニング文化であるが故に、矮化剤にだまされる事の無いよう真実を見定める目で植物を選びガーデンライフをより有意義なものにして頂ければ幸いです。

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