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後悔しない為のウッドデッキHow to ?

 最近のガーデニングの傾向としては、ウッドデッキを設ける方が非常に多くなって来ている事は否定出来ない現実ではありますが、本来デッキの持っているコンセプトを根底に考えず施工している場合が非常に多く、設置してみたもののただあるだけのウッドデッキが非常に多く、実際私が庭のプランを承る時にはそのようなウッドデッキが既に設置してしまってあり、そのコンセプトの無さから既に設置されているデッキを取り壊し新たに考えなければいけない事が多々ある事は、金銭的な損失だけに留まらず、精神的にも非常にダメージが大きい事があるのは非常に残念で仕方ありません。

 今回は『後悔しない為のウッドデッキHowto?』という事で何回かに分けてお話させて頂きますが。第1回目はデッキの持っている本来の機能や使用目的についてご説明させて頂きます。

 近年日本の生活様式が大きく変わりガーデンライフを楽しまれる方が増え、ウッドデッキは今ではガーデニングの流行に一役担っているものであり、ウッドデッキが設置してある庭を見る事は決して少なくありませんが、ただ冒頭でも述べさせて頂いた様にその機能を十二分に使いこなして見えるご家庭は非常に少なく、建物に当然ついているだけのただのオプションであるケースが殆どです。

 それではウッドデッキを有効的に使い、それに投じた予算を有意義に使うためにはどの点で注意したら良いかを説明させて頂きます。

 私はウッドデッキと出会ったきっかけは、日本に来ているアメリカ人の大工さん(カーペンター)からその施工の仕方とデッキを設置する事の意味を教えて頂いたのが最初の出会いでした。合理的な考え方の民族ならではの発想には、最初は戸惑いさえ感じさせられましたが、今思えばその発想をベースに庭創りを進めて来た事は決して無駄な事ではなくむしろ最も必要だったものだと言っても過言ではありません。

 ウッドデッキは本来そこに住む家族が、その家族と共に至福な時間を過ごす為であり、決して飾り物ではないと言う事です。既製品で新築と同時にオプションのように付けられているウッドデッキは、その根底にある一番大切なものを考えずに設置したもので、本来の意味からは程遠い物である事は明白です。

 それではどの様なコンセプトでウッドデッキを捉えれば良いのかと申しますと、まず始めに使用目的を明確にする事が重要です。どの様にまたどの位ウッドデッキを使用するかを考えれば位置や形または大きさ等が自然に出て来る訳ですが、住宅メーカーをはじめとして、お客様のウッドデッキが欲しいという声に対してただ利益だけを追求し施工するだけのウッドデッキは本当に意味の無いものになってしまいます。 

 殆どの場合はリビングに面した部分にウッドデッキを設置するのが一般的ですがリビングの中が見えなくする目的も兼ねている場合が多くウッドデッキのフェンスの形や模様等も考慮するべきです。外部から見えないような庭であればその条件は別の形となってきます。使用頻度の面におきましては、デッキの意義が何処にあるのかが重要ですが、私の場合は庭自体を『風を感じるもうひとつのリビング』と言うコンセプトから庭創りをしますので、当然天気の良い日は出来るだけ多くの時間帯をウッドデッキで過ごして頂く為に、なるべく多くの要素を十二分に取り入れて居心地の良い空間を創る事に全神経を集中させます。居心地が良く過ごし易いウッドデッキは同時に庭にいる時間も必然的に増やしますので、植物等にも目が充分に行き届き、手入れする環境をも作り出すと言う、一石二鳥いや三鳥、四鳥と、欲深く考えプランする事がお客様にとって最大限ご奉仕出来る事だと考え実践しています。

 またウッドデッキで過ごす以上当然のように過ごすための道具等(椅子やテーブル)も考慮して設計をしなければ当然スペース的な問題でバランスがとれず、結局は非常に使いにくい物になるのは必至です。そこでウッドデッキを使う人数がどれ位の人数であるかと言う事も大切な要素のひとつです。最低でもそのご家族が充分楽しめる位の余裕はとるべきです。

 ウッドデッキを創るための要素はまだまだ沢山ありますが、他の問題についてはまた次の機会にお話させて頂きます。とにかく基本をないがしろにして作られたものは、結局は材料やお金を投資しても、全く効果が無いと言っても過言ではありませんし、同じ面積の物を創るのに大して人件費も変わる訳もありません。だいいち効果が少ないものに投資する事自体が無駄な投資で終わってしまいます。少々コストがかかってもそのリスク以上に効果があれば、決して高い買い物にはならないはずではないでしょうか。

 この記事をお読みになった方だけでも、庭の事が明確にプランされるまでは絶対に軽率にウッドデッキを設置しないようして頂きたいと思います。後悔して創り直すほどつまらない事はありませんし、そもそも植物を愛してやまないガーデニングの世界の基本理念から程遠いものになってしまいます。

 ガーデンライフが皆様や全ての物にとりまして有益なものになる為に。・・・

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