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堆肥マルチング

 マルチングとは主に農業で使われる技法の一つで農作物などの植物に対して根元周辺や土壌をビニールやわらなどで覆う技法です。効果としては土の乾燥や多湿などを防ぐもので、畑などで黒いビニールが敷いてありその中に農作物などが植えてある光景をご覧になった事がある方も決して少なくないと思います。また副次的な効果として土中の害虫や雑草の発芽及び生育の防除にも効果があます。

 通常はビニールや敷きわらなどでマルチングするのが一般的な考え方ですが、私が日頃の庭造りで重要なポイントを置いている土造りには欠かす事の出来ない、発酵時の温度管理がしっかり行われ有用な微生物を多く含む堆肥を使ったマルチングをご紹介させて頂きます。

 堆肥マルチングの効果はいくつもありますが、まず始めに本来の目的である乾燥や多湿などを防ぐものである訳ですがガーデニングの場合は主に乾燥を防ぐ事のために使用します。春先の乾燥時や夏場などの暑い時期に潅水は欠かせない作業ですが、特に夏場の日中は潅水をする事が出来ません。そのような場合に少しでも地中の水分を蒸発させる事が防げる効果があり、植物のダメージを軽減する効果が得られます。また堆肥をマルチングする事によって、植え替え時にその堆肥を土に鋤き込む事でマルチングした堆肥の無駄をなくし経済的にも効率的な方法であると言えます。鋤き込んでは植え替えまたマルチングをする事を繰り返す事によって土中の有機物の量も増え、土造りの元になる有機物が年々増えより良い土になります。土造りはにわかには出来るものではありませんので、長年かかって出来る土造りにも効果があります。また植物栽培時に使われる土の力をも補うことが出来、一石二鳥いや三鳥ともいえるのが堆肥マルチングです。

 またビジュアル的にみても自然風な庭を造る上で視覚的な効果が得られます。自然界の風景を取り込み庭を造る上で野山などの植物が多く生える場所をつぶさに観察すると、樹木の下には落ち葉が積もり、その落ち葉が腐食している風景は身近ないたるとこに見る事が出来ます。解り易く言えば腐葉土が自然界の林の中にまいてあると言えば解り易いと思います。自然の生態系は実に上手くできていて無駄な事など全くありえません。それらを参考にすれば実用的な事だけではなく、ビジュアル的にも自然な風景を造る上で欠かす事のできない物である事は言うまでもありません。

 皆様にも是非堆肥マルチングを実践して頂きたいと思います。市販のもので言えば腐葉土が一番理想的ですが、選ぶ場合に封が開封してサンプルが置いてあるお店で、実際に手で触れまた匂いをかいで選んで頂きたいと思います。あまりにも水分が多くベタベタしたものや、発酵が未熟で葉の形が残っているものなどは避けるべきでしょう。また一番重要な事は匂いですが、良い形で発酵したものは良い匂いがします。悪いものは油臭かったり不快な匂いがしたりしますし、私の経験で植栽した植物沢山枯れた事がありましたが、後から調べて分かった事ですが堆肥に水分を与えそれを絞ってなめた所塩辛かった事などもありますので、腐葉土や堆肥選びには十分注意して下さい。

 良い状態のものを効果的に使えば実用的にも視覚的にも大きな効果が期待できますので、以外に知られていない事ではありますがチャレンジされてみては如何ですか。

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