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ヒートアイランド

 最近地球温暖化が進み大きな社会問題になってきていますし。ガーデニング上級者の方なら既に毎年暑くなる夏の植物栽培の難しさを感じていらっしゃる事だと思います。地球温暖化の問題と平行して都市部のヒートアイランド現象が大きな社会問題になってきています。

 ヒートアイランド現象とは都市の中心部がその他の地域と比べて気温が高くなる状況で、この問題は何十年も前からある問題ですが、最近の都市化が拍車をかけ一年を通してより温度が高くなってきている現象の事です。ヒートアイランドの主な原因は都市部の緑地帯の減少があげられます。またコンクリートを使った建築物やアスファルト舗装をした道路等の増加、都市部の人口の集中に伴うエネルギー消費量の増加などの問題があります。

我々は当然仕事の都合や便利さを求めて不便な僻地から便利な都市部に居住する傾向がありますが、これもある意味仕方ない事であります。日本列島の大部分は山林で構成されており、平野の面積は限られたものがあります。また南北に長い日本列島で冬季の積雪や凍害等を避ければ快適にまた便利に過ごせる場所はほんの一部に限られてしまうのが現実です。ある意味仕方なのない問題であり、居住性の点から世界中でこのような現象が起きているのも現実です。

 当然人口が一部に集中すれば自然を破壊して人間が居住スペースを作っていくわけですが、そのため木々や草花などの数が減るのは避けられません。本来植物は大量の水分を空気中に放出していますし、地面からも同じように多くの水分が蒸発する事によって気化熱(蒸発熱)という替熱作用が発生し温度を下げる効果がありますが、この現象が減れば当然気温が高くなります。

 またコンクリートやアスファルトなどによって、普通は昼暖められた地面等が夜放出されて冷めていくのが本来の姿ですが、昼の間に吸収蓄熱された熱が冷めない現象が起きています。それと同時に夜家に帰り暑ければ当然エアコンをつけるわけですが、快適な室内とは裏腹に室外機のファンから出てくる風が温かい事は皆さんも既にお気づきのはずだと思いますが、冷めない上にますます温度を上げてヒートアイランド現象に拍車がかかっています。悪循環であるものの代表的な例がこの事ではないでしょうか。

 それではいったいどうしたらヒートアイランド現象を解決できるのでしょうか。この問題の根は深く簡単に解決するような問題ではありません。しかしながら少しでもこの現象は緩和する事は可能です。大きな事はできませんが緑を大切にしてそれを増やしていくという、我々個人個人の意識改革しかありません。自分で出来る事にガーデニングを楽しむという事がありますが気負って始めても意味のないことですし、まず自分の趣味を楽しむという利益がほかの事にも効果があればもっと大きな利益になるはずです。また自分では出来ない事でも、個人個人の意識改革が出来沢山の人に伝われば、その小さな力もやがて大きなものに変わることは間違いありません。

 ヒートアイランドなどという難しい問題があるという事だけ忘れずにいて頂ければ、そして自然や緑の大切さを心の片隅にでも置いて頂ければ少しでも悪循環を食い止める事が出来るのではないでしょうか。

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