グリーンエコートップページ ガーデニングコラム

弱っている体に重い食事は厳禁です

 植物を栽培し管理していく上で、私が日頃色々な方から相談などを受けて体験している事ですが、植物への水やりは何とか行う事が出来ても、肥料については殆どの方が知らない場合が多くあります。植物に肥料など全く与えなくても水だけまいていれば問題ないと思っていらっしゃる方が非常に多いのが現実です。

せっかくガーデニングを趣味にして楽しんでいても植物から何も与えてもらっていないという事になりますし、植物が基本的に生き物だという事すら忘れてしまっている例が多いのは非常に寂しさを感じます。植物も人間と同じで生きている以上、養分などを摂取しなければならない事は誰でも分かるはずですが、自己主張が小さい植物に対してはついついこの事を忘れがちになってしまいます。犬や猫などのペットなら食事を与えないといけないと言う概念がありますが、植物に対してはこれらの概念が著しく低下するのはある意味し方がない事かも知れません。実際自然界の植物は人間から肥料などもらっていないですからね。
 木々や草花が元気なうちは、緑や花だけを自分勝手な概念から見て楽しんでいますが、いざ植物の調子が悪くなって大慌て・・・なんていう経験は少なからず皆様にも思い当たる節があると思いますが、実際に調子が悪くなってからの対処の仕方に大きな勘違いがある事に気付いていらっしゃらない方が殆どです。

 植物の人間と同じで調子が悪いという事は体力が著しく弱って衰弱しているか、もしくはそれが原因で病気になっていると考える事が妥当です。もしあなたの家族がそのような状態だったとしたら皆様どのように対処しますか?・・・当然病院に行きお医者さんの診察を受ける事だと思いますが、もし診察だけで帰宅できない場合は入院する事になると思います。自宅で静養する場合、食事は栄養があり消化の良いものをとる事になりますが特に入院する場合などは最初は重湯やお粥などを食べ体力の回復に伴って徐々に普通食に切り替わっていく事は皆さんにも周知の事と思います。まさか病人にステーキや油っこい重い食べ物など食べさせる事は無いはずです。

植物もこの人間の論理と同じで、調子が悪く体力が弱っている時に重い食事など与えて良い訳ありません。調子が悪くなってから慌てて濃い肥料を大量に与える事はついついしてしまいがちですが、これは人間と同じだと考えれば大きな間違いである事は理解して頂ける事だと思います。

 それでは植物の調子がもし悪くなってしまったらごく薄い肥料を与える事が最も重要です。濃ければ効くなどという概念は無いと思って頂き通常の濃度よりもきわめて薄いものを与える事が最も効果的です。これだけ知っているだけでもかなり回復できると思いますが、肝心なことは手が付けられないほど重症になってから治療するのではなく、早め早めに体力が落ちないように、また病気にならないように日頃から心がける事が出来れば慌てる事など全くありません。瀕死の重傷になってしまったら食事すらとる事も出来なくなってしまいますからね。

 私が常々言っている事ではありますが、植物も人間も同じだと考えて頂く事が最も重要な事で、またそのように考えてガーデニングを実践すればもっともっと楽しい趣味になるはずです。

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