グリーンエコートップ  ガーデニングコラム

エピソード2001 Vol.1

 2000年のTVチャンピオンで王座を手に入れ、満たされた状態で日常生活に戻りたかった訳ですが、そんなささやかな思いも叶えられる事無く大変な事になって行く状態が想像される事など全くありえませんでした。

 私にとってチャンピオンになる前もその後もたいした変わりも無いというのが実際の所でした、勝っても負けても自分自身が本質的に変わる訳では無いはずですが、実際回りの人々にとっては私の考える事とは全く正反対の物でした。

 TVチャンピオンのオンエアー直後から、有難いお祝いの電話が鳴り続け、対応に追われたものの、その日は改めて喜びを感じながら静かな夜を過ごす事が出来ました。驚いたのは翌日事務所に出かけて行ってからの事です、朝事務所の水やりをしている時から一日中、デザイン施工の依頼等の電話が鳴り続け、そんな電話なら良いのですが嫌がらせやビジネスの勧誘の電話なども多く、また事務所の前を通る方たちなどからも声をかけられたり、私の勘違いかも知れませんが、物珍しそうに見られたりで、実際の所半ばノイローゼ状態になってしまいました。そんな状態が長期間にわたり続き、チャンピオンになった喜びなど噛み締めて要るような時間は全く無いのが現実でした。

 しかしながら、おかげさまで仕事のお問い合わせなども増え、休む暇なく仕事をさせて頂く事が出来るようになったのも非常に感謝しております。ただ何せ一つづつ手作業で進めて行く仕事ですので、全てのお客様に迅速に対応する事が出来ず、かなりご迷惑お掛けしている事は、大変申し訳なく思っている所であります。只お待ち頂いたからには、努力して必ずお客様に気に入って頂ける庭創りをするのが使命であり、また必ずそうしなければならないと何時も自分に言い聞かせています。

 多忙な日々が毎日続く中で、つい忘れがちになる『初心』や庭創りの根底にある自分の『コンセプト』や『マインド』をコントロールするのが精一杯の毎日でしたが何とか日常を取り戻す事が出来た頃には、1年という期間は早いもので、もう次のTVチャンピオンの出場依頼の話が持ち上がってしまったのです。

 『ディフェンディングチャンピオン』は次の選手権も出場する事がTVチャンピオンのルールであり、そんな事は全く考えていなかった自分自身に取りましては、正に寝耳に水状態でしたが、その話を受け入れざるを得ず、また苦悩の戦いが始まる事など思いもせず、2001年のTVチャンピオンに向かって歩み始めたのでありました。

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