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エピソード2000 Vol.2

 予選当日を何とか迎える事が出来た訳ではありますが、何せ全てが始めての経験なので、右も左も判らず、戸惑いと緊張の連続でした。そんな中で第一ラウンドが始まりました。

 その日は生憎、土砂降りの雨で最悪の幕開けでした、まるで私の波乱万丈の人生を示すかのようでした。私は雨が大嫌ですがそんな事は言ってる場合ではありませんし、ただ無我夢中で計画して来た様に庭を創りました、テーマは『学校の花壇』で審査員は、中学校の生徒とPTAの皆さんと言う事で、色んな戦略をたてました。子供達がどんな物に興味を示すか、またどんな事に関心があるか等々、コスチュームまで考えました、でも少しふざけ過ぎな所も沢山あった様な気がします。
私が子供の頃に戻って考えた事は、いとも簡単に足元から崩れて行きました。中学生と言う年頃の子達が、以外に大人だったと言う事です、また私達が育った時代と違って『本当に疲れている』のを実感しました。私が子供の頃は勉強もあまりしませんでしたし、もっと自然に育った様に思えてなりませんでした。

 私がこのラウンドで一番表現したかったのは、『勉強より大切な物がもっと沢山あるんだよ』と言う事です。勉強も出来ればそれに越した事は無いですが、それは現代の日本人が忘れてしまった、大切な物の上にあるんじゃないかと思います。
 そんな意味から、自分達が生きている空間を上から見る事によって、私達の本当の姿を再確認して頂けたら良いと思い審査員をガリバーに見たてて花壇の中に生態系を表現し庭創りをしたのですが、結果はぎりぎり3位で予選を通過、非常に複雑な心境でした。コンセプトは私自身満足の行く物でしたが、そうこう言っている自分自身が本質を見ず、みてくれの世界を大事に戦って来た事に気が付いたのです。
 何せ皆様ご存知の様に第一ラウンドはたった一人だけがリタイアする事が非常に気になり、勝ちを意識し過ぎて本質を見失っていた事を、自分自身が創った庭に教わる事になったのは、非常に残念で悲しい事でした。こんな事なら負けてしまえば良かったとさえ思い、後悔しました。本来庭創りと言う物に勝敗がある事すらおかしいのかもしれません、それぞれの選手は、それぞれの思いの中、明確なコンセプトを持っていて表現の仕方こそ違いはあれ、皆さん素敵な方ばかりでした。

 しかし決勝ラウンドに行く事が決まり、せっかく頂けたチャンスに『勝つ事よりも後悔しない庭創り』、そんな戦い『おそらく他の選手と戦うのではなく自分自身との戦い』を夢見て、その日の内に決勝ラウンド会場の下見と撮影、眠れぬ日々を迎えるために一路、私の暮らしている愛知県に戻りました。それからもまだまだ色々な出来事がありましたが、また次回にお話させて頂きます。

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