グリーンエコートップ  TVチャンピオントップ

エピソード2000 Vol.4

 方向性もしっかり定まり決勝当日まで一週間、ただ目標に向かって準備し眠る事すら許されない一週間が始まりました。
刻々と状況が変わり問題点が山のように押し寄せて来る準備はまさに地獄を見るような思いでした。一週間の準備期間とは言っても前日の下準備、遠方での大会の為資材運搬やスタッフの移動日を除くとプランニングを含めて正味4日しかなく、到底一人で出来る訳でもなく、多くのスタッフや仲間達に支えられて分担作業で準備を進めていきました。
資材の積み込みも完了し一路千葉県佐倉市へとスタッフや仲間達と目指しました。もうここまで来たらじたばたしても仕方ありません、やるべき事は全てやったしあとは決勝当日を迎えるだけです。そう思うと不思議なくらい気が楽になってしまいました。なぜなら今思うと前回も書きましたが勝ち負けと言う物が完全に自分の心の中からきれいに無くなっていたからではないかと思います。
 
 前日準備の日、会場入りをした私達を迎えてくれたのは一つの大きな問題でした。と言うのは、すでにご家族が住まわれていて、木々や草花達が植えられていると言う事でした。ご家族にとっていらない木々たち、病害虫に犯され瀕死の状態の木々たち、など撤去しなければならない植物が殆どである事でした。『出来る事なら残して生かしたい』TV番組と言う事もありそんな思いとは逆に殆どの植物達を撤去しなければなりませんでした。
 番組オンエアの時にも流れましたが、少しでもその気持ちを大切にする事が出来ればと思い、孵化前のカマキリの卵や下草などは残して使う事にしました。

 そしていよいよ決勝当日を迎える事になりました。第一ラウンドの時とは違い穏やかで暖かい絶好のコンディションになりました。試合が始まり仲間達と楽しみながら庭創りをする事が出来たのは自分にとっても最高の思い出になりました。ただ大変疲れるのは慣れない撮影です、素人の私にとりましては非常に疲れました。どうしても緊張してしまい、うまく話せないとNGが出てしまい、何度も取り直しをさせれました。がしかし、なれと言う物は恐ろしい物で、だんだん要領も解かってきて、後半ではうまく話せないと自分から『TAKE2』(業界用語で撮りなおしの事)などといったりしてスタッフを笑わせたりする事が出来たくらいです。
優しい施主様、楽しいスタッフの皆様、そして私の仲間達とわきあいあいと楽しい試合が出来、とても充実した8時間を終える事が出来ました。
 翌日の審査など気にすることなく満たされた私はゆっくり眠る事が出来ました。なぜならもう私の中では、全てが終わっていたからです。

そっとカマキリの卵を庭に戻して。

グリーンエコートップ  TVチャンピオントップ
Copyrirhts(c) 2005 GreenEcho.Co.Ltd. All Rights Reserved.                          Web Produced by GreenEcho