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エピソード2001 Vol.2

 2000年のTVチャンピオン初夏のガーデニング選手権でチャンピオンの栄冠を手に入れ、日々寝る時間も充分に取れないながらも日常を取り戻した日々が続き一年があっという間に過ぎた春の日に東京からディフェンディングチャンピオンと言う事で2001年のTVチャンピオン出場の依頼が来ました。知らなかった訳ではありませんが、自分の中では既にTVチャンピオンも終っており、自分だけが例外的に2度目の出場を免れるのではないかと錯覚したかのように忘れていたのが本当の気持ちでした。しかしながら強制的では無い訳ではありますが、チャンピオンになった者の義務として、私にはお断りする事が出来ず、お受けせざるを得ない状況で出場する事を決意しました。

 本当の気持ちはもう二度と出場したくないと言うのが本音でした。勝った事によって得られた物の大きさと比例する分だけの苦悩が自分のリズムに合わず、気を付けていないとすぐ自分らしさを見失ってしまうかのような毎日を再び繰り返すのかと思う事に嫌気がさしていたからです。

 しかし出場するからには、決して自分に負ける事が無い様に全ての力を出し切って、ディフェンディングチャンピオンとして恥ずかしくないような庭を創る決意はありましたが、

結果はもうチャンピオンにはなりたくない、でも恥はかきたくない、できる事なら2位くらいで終ってくれればと自分に甘えていたのが今となってはその時の小さな自分に恥ずかしく思います。きっとチャンピオンの座を守る事の大変さに恐怖を感じていたのでしょう。

 心の葛藤は色々ありましたが、いざ出場を決心すればもう後には戻れず、決められたスケジュールに対して突き進むだけでありました。

 2000年のTVチャンピオンと同様に予選ラウンドと決勝ラウンドの2部構成になっており、予選で4名の中から1名だけ脱落する構成になっていました。前回出場の時と同じですが4名から3名になる、いわゆる1名だけが脱落するシステムはこの上も無い恐ろしいシステムであり、なんとしても予選ラウンドだけは通過したいと思う気持ちは私ばかりでなく他の選手もきっと同じプレッシャーを持っていた事と思います。『このラウンドだけはなんとしても残りたい』ただそれだけを思い予選ラウンドに突入していきました。

 予選ラウンドのテーマは『駅前花壇ガーデニング勝負』で、世界の都市をモチーフにして、駅前の円形花壇(直径約2m強はありましたでしょうか)にガーデニングする事でありましたがモチーフにする都市を選定する事が今回は非常に大きな問題でした。日常の仕事の中ではありえない、ただのディスプレイで年月を重ねるたびに育つ庭ではなく、一過性の展示物であるだけの作品を創る事は私にとってはかなりストレスを感じるものであった事は紛れも無い事実でした。
 見た目だけの作品に対してどれだけ自分のマインドやコンセプトを審査して頂く皆さんに感じて頂けるかと言う事を前提に考え出したタイトルは、カリブの島々で流れるゆったりとした時間を忙しい現代人へのメッセージとして考えたのが『カリビアン アイランド タイム』と言うテーマでした。

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